emachines 使用体験記

サウンドカード増設&スピーカー交換

購入したサウンドカードとスピーカー

選択したサウンドカードはオンキョー製の SE-90 PCI です。ツクモで7429円で購入しました。もう1ランク上の SE-150 PCI と悩みましたが、自分にとって SE-90 PCI で機能性能的に十分と考えたので、これを選びました。

購入したスピーカーはオンキョー製の GX-70AX(B) です。ツクモで8971円で購入しました。パソコン専用スピーカーで、音質にこだわった製品です。

サウンドカード取り付け

サウンドカードは拡張スロットであるPCIスロットに装着します。下の画像をみてわかるようにAGPスロットに増設したビデオカードと、PCIスロットに増設したテレビキャプチャカードの間のPCI空きスロットに増設します。


取り付け時は両側のカードと接触してキズつけないよう慎重にPCIスロットに差し込みます。


装着後、付属ソフトよりドライバをインストールして終わりです。特にハードウエアとの相性問題も起こらず、ちゃんと増設したサウンドカードがコンピューターからも認識されてました。

音質インプレッション

音質は以下のとおりにテストしてみました。emachines に付属してきたスピーカーは、入力端子がなく、スピーカーと一体になっているミニプラグケーブルでつなぐため、購入したサウンドカードとは直接接続するために変換プラグアダプターを使用しました。またどの組み合わせも、ピンプラグまたはミニプラグでステレオ音声(2ch)として接続しています。

サウンドカード スピーカー インプレッション
オンボード 付属スピーカー サウンドカード増設、スピーカー交換前のいつも使用していた環境です。普通のシャープ製オーディオコンポ(定価約3万円)より明らかに音質が悪かったので、特にパソコンで音楽を聴く気にはなりませんでした。
オンボード GX-70AX(B) 1と比べれば、全く違います。スピーカーを変えるだけでここまで違うものかと実感しました。音質の向上はもちろんですが、特に重低音がよく響くようになったので、音楽も映画も迫力が増しました。
SE-90 PCI 付属スピーカー 1と比べると、わずかに音質の向上がみられました。特に高音域がクリアになったのがわかりました。しかし、すぐ1と判別できるほどでもなく、高音域や重低音域を含んだサウンドを聴くことにより判別できる程度でした。
SE-90 PCI GX-70AX(B) 4つの中では一番音質がよく聴こえるはずですが、正直2とあまり変わりません。もちろん1と3よりははるかにいい音質です。2と判別できるとしたら、音量をある程度上げ、高音や重低音がよく使われるサウンドを聴いたときぐらいです。それでも誰かに2と4どちらの音かとクイズ形式でやってもらったら、ちゃんと両者の違いを判別できるか自信ありません。

今回のテストでわかったことは、スピーカーが音質を上げるのに最も効果的で、オンボード搭載の音声出力もそれほど音質は悪くないことです。ただ増設したサウンドカードには光出力がついてるので、サウンドカードの役割も大きいです。

もし音質環境を向上したいのであれば、まずはスピーカーの交換がおすすめです。余裕があればサウンドカードの増設もおすすめですが、音質にこだわる(例えば映画やゲームのサラウンド効果など)なら、SE-90 PCI よりももっと高性能なサウンドカードが必要だと思います。

補足

サウンドカードからは、テレビの音声のみ出力できませんでした。増設したテレビキャプチャボードは、直接ボードとつながったオーディオケーブルから音声が出力されるようになってるため、ここから音声が出力されるのは変えることはできないようです。ちなみに録画した番組はサウンドカードから音声が出力されました。

ここで問題になるのは、もしスピーカーに1系統の入力しかなかったら、テレビ音声かそれ以外の音声を聞きたい場合、いちいちスピーカーのオーディオケーブルを差し替えなければなりません。

しかし、購入したスピーカー(GX-70AX(B))には、2系統の入力があり、どちらの音声を聴くかの切り替えスイッチがあり、便利です。おまけに、1系統からの音声ともう片方の1系統の音声の出力の比を、スピーカーにあるツマミで任意で調節できるので、テレビの音声を聴きながら、他の音声(メッセンジャーやチャットのイベント音など)もスピーカーで聴けるので大変便利です。

またサウンドカードの光出力は、出力はされているのですが、5.1chとして出力されません。光デジタルケーブルでホームシアターシステムのアンプととつないだのですが、5.1chに対応したDVD映画を再生してもアンプが5.1chが入力されたと表示されません。確かに音声はでているのですが、5.1chではなく2chの音声データがアンプに入ってきてるようです。サウンドカードは5.1chに対応しているはずですので、恐らく再生ソフトかハードウエアの相性に問題があるかもしれません。以後調べて問題が解決するようにします。